土曜日。実家でのんびり過ごす。本棚を物色していたら『情報科学における論理』を見つけたので家に持って帰ることにした。この前数学同好会で直観主義論理の話をしたので軽く復習したい。

昼食のあとは喫茶店に行く。中公新書の『ビスマルク』第1, 2章を再読。この時代のビスマルクは基本的にユンカー階級の利益を代表する政治家である。農奴制に立脚するユンカーという階級は「後進的」なドイツの象徴なのだが、その彼が「先進的」なナショナリストたちの悲願である統一ドイツを彼らに代わって実現してしまうところに面白さがある。

このあたりの構図は前回読んだときには理解できていなかったが、最近いろいろ読んでいるうちに分かってきた。去年買って積んであった『ドイツ・ナショナリズム』も見てみようかな。