いつも通り出社。そろそろ新体制にも慣れてきた。
前日のトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネを観た。残り9.5kmでファンウィルデルがアタックで飛び出し、ログリッチ、ポガチャル、カラパスなど並み居るスター選手がお見合い状態になるなか独走勝利を決めた。
インタビューでは存続の危機に瀕しているスーダルの状況についてコメントしていた。
「難しい時間を過ごしているチームメイトやスタッフに捧げるエモーショナルな勝利になった。僕らが今このクソみたいな状況に納得していないことを示すために。僕らはこのままチームを継続したいと思っている」と、消滅の危機に瀕しているチームに大きな勝利を届けることとなった。
普段はアシストとしてエヴェネプールに影のように付き添っている印象の強いファンウィルデルだったが、今回のレースでは走りと言葉によってその個性を強く印象付けられた。
仕事はぼちぼちメンテナンスリリース。ある程度自動化していても地味に面倒なこの仕事。完全自動化を目指すしかないのか。
あとは『思考の教室』のクリティカル・リーディングの章を読んだ。批判的に読むというと、著者に騙されないように眉に唾をつけるという話だと自分は思っていた。しかしこの本によると、それだけではなく批判的な読みこそ寛容な読みだという論が展開されていて面白かった。
まずクリティカル・リーディングが定義される。それは文章から主張と根拠を取り出して構造化することである。逆に言えば厳密なパラグラフ・ライティングがされた文章においてはこの作業は不要である。
このように、読者がある文章を読むときに「この文章には主張があり、そしてどこかにその根拠も書かれているだろう」という前提で読むことが寛容な読みである。
あとは根拠が主張をちゃんとサポートできているかの検討もあるがそこは省略。
三日連続で出社したし、明日は別のところで働こうかな。